1st シグナルズ

■出演
杉山薫(ナイロン100℃) 喜安浩平(ナイロン100℃) 仁田原早苗

長谷川香 相田剛志 植木智美 柴田雄平
■作・演出

大山鎬則(ナイロン100℃)

■スタッフ

舞台監督:山崎総司/舞台美術:長田よしこ/照明:岡野昌代/

音響:伝井幸洋/宣伝美術:上田大樹/宣伝写真:川谷美奈

制作:群司 薫/制作協力:渡部音子 /企画製作:シグナルズ


かつて精神を病んだ人達のための建物だった、このビルの一室で—。

このビルの今の持ち主である会社から、

急な辞令で送られてくる社員二人(男一名女一名)

どうやらリストラされたらしい。
今時パソコンもない部屋で、

もう使われない部屋の番をさせてやめさせようという、会社の方針だ。

その部屋の鍵を壊し、勝手に芝居の稽古場にしていた劇団員二人(男一名女一名)

男は脚本家志望で、頭の中には面白そうな話のアイデアをたくさん持っているが、

書いたことは一枚もない。

書こうとすると自分の思っていたことが実は書けなくて、

そのまわりのことしか言葉にならないような気がして、書き出せずに居る。

女は役者志望で自分の公演を打ちたいと思っているが、
彼女は人とつきあうのが恐ろしく下手だから、仲間を集められない。
つきあってくれるのは、高校時代から書く書くと言いながら

ペンさえも買わない男だけだ。

そして、その女の友達の絵本作家志望(女のコ)
彼女は、書くということは、

書きたくても書けないことがあると知ることだと分かっていて、

でも、書けば自分の思いが言葉になって、目に見えて、

ちょっとスッキリすることを知っている。
そんな彼女は、来年デビューできそうだ・・・。

4月から6月、陽春から、しとふる雨の季節。

出会うはずのなかった五人の時間は、

場所と心とがカッチリとかみあい、平穏に流れ出す。
だけど、うまく行くことは長づつきしない・・・。

NYLON100℃の若手3人が中心になってお送りする、行き場のない人たちの物語。ちょっと泣ける。(ハズ)

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