出演■杉山薫、仁田原早苗、吉田千絵、福田英和(7の椅子)、手塚ひろみ、原弘(原色舞台)、富岡英里子、上川原睦、福田日里(劇団アルターエゴ)
作演■大山鎬則
スタッフ■舞台監督:西廣奏 照明:シバタユキエ 音響プラン:水越佳一(モックサウンド) 音響操作:野中祐里 演出助手:永利祐太(アカネジレンマ) 宣伝美術:大鹿奈穂 上田大樹(&FICTION!) 宣伝写真:野澤隆弘
制作:Little giants/企画製作:シグナルズ
この冬、お父さんが亡くなった。
お母さんはもっと早くになくなっている。
一人ぼっちの私は、一人でこれからを歩いて行かなきゃならない訳だけど、それは望むところだって感じだった。
お父さんはもとあった家庭を捨てて、私とお母さんを選んだ。
私は、お父さんが捨てた家の人達の犠牲とか、悲しみの上に立ってる。
そんな私がのんびりぬくぬくしてちゃさ、天国のお父さんとお母さんは安心できないでしょ。
お父さんとお母さんにしっかり一人で歩いているとこ見せてさ、安心してさ、向こうで2人で過ごして欲しんだ。
でも、そこに立ちはだかるのが、恋人の優人。
優人、私はぶちゃけあんたのことが好き、はい、認めます。
でも、二人でやって行こうなんていうなよ、私はあんたを巻き込みたくない。
はいそして、もう一人立ちはだかるのが、お姉ちゃん。
お姉ちゃんには、お父さんのお葬式で初めて会いました。
私の、お母さんの違う、お姉ちゃん。
突然できたお姉ちゃんは、何か私のこと、心配してくれてるらしい。
一人ぼっちになった私を心配してくれるんだって。
優人、お姉ちゃん、大変ありがたいけど私は一人でやってくって決めたとこなんだってばさ!
あああああ、何だか、二人とも、こんな私に優しいなぁ…しみるぜ、
しみてきて、決心揺らぎそうじゃんか、、、。